山本小屋 - (アルプス展望コース) - 王ヶ頭 - 王ヶ鼻 - 王ヶ頭 - (パノラマコース) - 山本小屋
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冬の山は「どこに行きたい」よりも、「何がしたい」かで山を選ぶことが多い。
「スノーシュー漫歩したい」と思えば自然と候補が出てきて、その時の気分で選ぶ感じ。
というわけで美ヶ原に行ってきた。
いくつか上がった候補のうち、天気が崩れが無さそうなのがここだけだった。
冬季はビーナスラインが閉鎖されるため、美ヶ原へ向かうバスの運行が無くなる。
山本小屋に宿泊すれば下諏訪駅から送迎してくれので、泊まりで行くことにした。
あずさと鈍行を乗り継ぎ、10:30の送迎に合わせて下諏訪へ。
下諏訪から1時間ほどで山本小屋に到着。
食堂で昼食をとり、王ヶ鼻に向けてスタート。
今回の装備は以下の通り。
[パックス]
KS ULTRALIGHT GEAR / KS30 (CUSTOMER SPECIAL FABRIC ORDER)
WANDERLUST EQUIPMENT / KHAMPA LA PACK
[トップス]
FINETRACK / フラッドラッシュT
PATAGONIA / CAPILENE2 LIGHTWEIGHT CREW LONG
PATAGONIA / R1 FULL-ZIP JACKET
ARC'TERYX / SQUAMISH HOODY
[ボトムス]
PATAGONIA / CAPILENE 4 EXPEDITION WEIGHT BOTTOM
FINETRACK / ストームゴージュアルパインパンツ
[頭・首]
PATAGONIA / BRODEO BEANIE
FINETRACK / フラッドラッシュアクティブスキンバラクラバ
MOUNTAIN HARDWARE / BUTTER BALACLAVA
[手]
SMARTWOOL / LINER GLOVE
MOUNTAIN HARDWARE/ EPIC GLOVE
[足]
LA SPORTIVA / CROSSOVER GTX
RAB / NEOSTRETCH GAITER
MSR / W'S LIGHTNING AXIS
[防寒着]
MONTANE / ANTI-FREEZE JACKET
[レイン]
OMM / AETHER SMOCK
MONTAME / MINIMUS PANT
なんとなくアウターレイヤーをウインドシェルにして行動してみたが、特に問題は無かった。
夏は牛が放牧されているエリアを歩く。とにかくだだっ広い。
踏み跡のない場所を選び、スノーシューの感触を楽しみながら進む。
北アルプスの展望が良く、テンションが上がる。
以前夏に来たときはここからは見えなかったように思う。
美ヶ原といえば、の美しの塔。冬でもしっかり鐘は鳴る。
塩くれ場の分岐から先はアルプス展望コースを選択したが、スノーシューであればパノラマコースの方が良いと感じた。
展望コースは斜面に細くトラバース道が切ってあるので、スノーシューと相性が良くない。
後で「アルプス展望コースは花の季節が良い」と小屋で聞いた。
アルプス展望コースのアルプスの展望はこんな感じ。
王ヶ頭や王ヶ鼻で眼前が開けるのを楽しみたければやはりパノラマコースか。
夏のパノラマコースはそれはそれで飽きるので、こちらでも良いかも。。。
途中の展望スポット、烏帽子岩。
崖になっているので、万が一滑落したら助からないな…。
へっぴり腰で先端近くまで行く。
風紋が出来ているところは雪がカチカチで沈み込みがなかった。
楽な様なつまらない様な…。
烏帽子岩から先は、無理やりパノラマコース方面へ軌道修正。
途中、鹿糞らしきものが大量に散乱していた。
王ヶ頭ホテルに到着。宿泊者が写真のクローラーで送迎されていた。
ここはトイレを借りられたり売店があったりするのだが、スノーシューの脱着が面倒なのでスルー。
なお、王ヶ頭ホテルの宿泊料金は山本小屋の倍くらいの模様。
美ヶ原最高地点、王ヶ頭。
王ヶ頭ホテルに宿泊すれば、徒歩60秒くらいか。
王ヶ頭から15分ほどで、王ヶ鼻に到着。
松本を挟んで北アルプスが一望できる。
少しだけアップ。
望遠レンズを持参すれば良かったと後悔…。
ここでコーヒーブレイクとしたかったが、風が吹き荒れていたので写真だけ撮って撤収。
帰りはパノラマコースで。
夏は歩けない放牧地を横切り、大幅にショートカットして帰る。
山本小屋の夕食。
質素な食事を想像していたが、見事に裏切られた。
質・量ともに満足。
夕食後は「美ヶ原の四季スライド映写会」を鑑賞。
昔ながらのスライドプロジェクタと写真フィルムで映し出される美ヶ原に合わせて
主人が軽快な語り口で歴史や四季の見どころを説明していた。
翌日は茶臼山方面に行く予定が、天候不良のため断念。
すぐ近くの牛伏山展望台でお茶を濁す。
牛伏山は夏であれば美術館から王ヶ頭を目指す際に意識せず通過するコブのようなところだ。
山本小屋に戻った後は、帰りの送迎まで温泉に浸かる。
※冬季はチェックアウト時間については便宜を図ってくれる。
帰りの送迎バスに揺られ下諏訪の街まで降りると、下界は晴れているというあるあるパターンだった。
爽快な青空というわけにはいかなかったが、アルプスを見渡すことが出来たので良しとしよう。
スノーシューにはやっぱり、フラットな平原が良く似合う。
こんなゆるい山行ばかりして、春夏を迎えられるだろうかという心配はあるけれど…。
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