車山へスノーシューへ。
* * *
茅野に格安で泊まる機会があったので、車山に行ってきた。
当初、車山の肩から出発の予定だったが、雪崩の影響で肩までアクセス出来ず。
(後で逆側から行けることが判明)
予定を変更して、車山高原スキー場のリフトを利用することにした。
スキー場の入り口には車山ビジターセンターがあり、最新の状況を聞くことが出来る。
解説入りの地図も貰えるので、立ち寄っておいて損はないだろう。あとリフト券も買える。
2本のリフトを乗り継いで山頂へ(\1,000)。リフトを使わず登っている人達も何組か居た。
値段と労力の天秤は吊り合っていたように思うが、ゲレンデ脇なので面白いコースではない。
登りはリフトを使う人が圧倒的に多く、下りはほぼ全員歩く、といった感じだった。
ちなみにリフトで辿り着く写真の場所は山頂駅という名の中腹ではなく、正真正銘の山頂だ。
つまりリフトを降りたらそこには絶景が広がっているということ。
八ヶ岳と南アルプスの間から富士山、端には中央アルプス。
何度も通っている北アルプスや八ヶ岳は位置関係や山容から個々のピークを同定できる。
でもまだ行ったことのない中央アルプスは地図や写真を見ないとわからない。
恵那山、空木岳、木曽駒…頭でっかちなので山名やデータは頭に入っているのだが…。
知識と実践は両輪。
今年は機会を見つけて中央アルプスにも行ってみたい(と毎年言っている)。
八ヶ岳は北から南まで見通せる。南北を一気通貫での縦走もやってみたい。
…とか言っているから中央アルプスがいつも後回しになるんだよなぁ。
さて、リフトの昇降場から徒歩30秒でかの有名な気象レーダー観測所。
ここまではボーダー・スキーヤーも来て写真を撮っていた。
この日はサングラスをかけていても眩しいくらいで、裸眼で写真を撮ろうとしても目が開かない。
山では悪天時以外レンズにPLフィルターを常時装着しているのだが、あまりの好天ぶりに空の色が黒く映るほど。
北アルプス方面もこの展望。
観光地化されているのでなかなか気が進まなかったけど、こんな景色ならもっと早くに来れば良かった。
いつも「茅野まで来たんだから八ヶ岳でしょ」って思ってたけど、もっと他の山にも目を向けよう。
ひと通り景色を堪能したら、車山の肩に向けて下る。
先にも書いたとおり、ほぼ下りのルートなので体温調節の必要が無く楽だった。
参考までにレイヤリングを以下に。途中で調節する必要は無かった。
[上半身]out → in
Arc'teryx /Squamish Hoody
Patagonia / R2 Jacket
Patagonia / Capline2 LW Crew
Finetrack / フラッドラッシュスキンメッシュT
[下半身]
and wander / Dry touch stretch Pants
Patagonia / Capline4 Expedition Weight Bottoms
[足周り]
Rab / Stretch Neo Gaiter
Gill / GB-B300 ネオプレーンシューズカバー
La Sportiva / Crossover GTX
MSR / Women's Lightning Axis
[手袋]
Outdoor Reserch / Ms PL100Glove
Black Diamond / Glissade(未使用)
→インナーのみで耐えることが出来たが、下山後に紛失してしまった(既に今年2組目)…。
[頭]
Outdoor Reserch / Lumen Beanie
山と道 /Yak Wool Knit Cap
→毛足の長いニットが肌に合わなかったので、極薄手のビーニーを下に着けている。
鹿島槍より右手側の五竜~白馬は美ヶ原に隠れて見えないが、さらに右手の妙高・火打はよく見えた。
人も多くなくて、いい感じ。
北アルプスを正面に望みながら下る幸せ。
そして写真右に見えている、この先歩くであろうだだっ広い雪原にさらに心が踊る。
下り終えると、そこは車山湿原だった。見渡す限りの白と青で立ち止まって眺めてしまう。
トレースが一本道になっているのは「積雪期も歩道以外に立ち入らない」よう注意があるため。
ここまで「空と雪しか見えない」という状況ってなかなかない。
スノーシュー適地って樹林帯や森に囲まれた湿原が多いもんね。あるいは建造物があったり。
雪の色を加工したら鳥取砂丘のようにも見える。
湿原内の高台に出る。
南側は車山に阻まれるため南アルプスは見えないが、ここもほぼ360度の景観。
すぐそこの蝶々深山まで行く予定だったが、風が強くなってきたのでここまでにする。
ここで動画を撮影。本当は車山山頂で撮りたかったんだけど、すっかり忘れていた。
根子岳・四阿山から浅間山までもよく見える。
浅間山は遠くからでも存在感があり、方角を知るためのランドマークになってくれる。
富士山と間違えている人を何度が見たことがあるけど。
下山は八ヶ岳を正面に望みながら。
ゲレンデの脇をシリセードを交えながら下る。
スノーシューでゲレンデを歩くことは禁止されているので、際の部分を狙って。
距離や歩行時間は短かったけど、好天と展望のおかげで素晴らしいハイキングになった。
翌日は近くの八子ヶ峰に行ったのだが、天気が悪くてあまり見どころが無かったので割愛する。
散歩程度の山だが、天気がいい日はこちらも景色が素晴らしい。
(※夏に来た時の八子ヶ峰)
だんだん春らしくなってきたけど(花粉が!)、あと2回くらいはスノーシューに行きたいなぁ。
そろそろ購入代金も償却できそうな気がする!
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