2015/11/09

20150627-28 本沢温泉 Day 2

2日目は硫黄岳へ。
(Day 1 → )

* * *

2日目。だいたい皆同じような時間に目覚め始める。
9人という人数が居ても、全員ちゃんと起きてちゃんと準備を始めている。
山以外だとなかなかこうはいかない。学生のときの合宿なんてひどいもんだったことを思い出す。

そういえば、いつも遅刻する知人も山のときは遅刻しないなぁ。

快晴。これでも梅雨まっただ中なのだ。
雨男・雨女という噂のメンバーも何人か混じっているなか、これは嬉しい誤算。


1時間で夏沢峠。風が強い。
天気が良くても、夏本番とはまた少し空気が違う。

夏沢峠からは森林限界を超え、天狗岳を背に登る。





赤岩の頭側から登ったときの「硫黄岳!!」という雰囲気も好きだが、夏沢峠からの展望が開ける感じも良い。
昨年来たときも、ここの景色は抜群だった。

この雄大な景色の中に皆を写り込ませたくて、つい先頭を早足で歩いてしまう。
いつもは最後尾を行くことが多いのに。

皆で記念撮影。
始めて高山を歩くメンバーもおり、晴れて良かったと心から思った。







硫黄岳に登頂。このだだっ広い山頂にも、もう5回は来ただろうか。
景色の雄大さとアクセスの容易さのバランスに優れているため、ついつい何度も来てしまう。
これは八ヶ岳全域に言えることだけども。

赤岳を背にするこのアングルでの1枚は外せない。

ここでも記念撮影。
ひとりだったらこの先の縦走路に迷わず進んでいくところだけど、今日はグループハイク。
のんびりが良い。

何回も歩いた道だしね。

ということで横岳まで行くのは諦めて、硫黄岳山荘まで行って引き返すことに。



硫黄岳山荘は稜線上というロケーションもあり、外観はクラシックな山小屋。

だが一歩足を踏み入れると、中はタルチョが張り巡らされており、ちょっと洒落た雰囲気。
そして何よりここは「ウォシュレット付きトイレ」でお馴染みだ。個室シャワーもある。

小屋で軽食を食べたら、来た道を引き返す。
出発前に計画を話し合っていたときには、「横岳までは絶対行きたい」と思っていたのに不思議だ。
もう満足感に溢れている。





適度にバラけて各々会話を弾ませながら下る。

グループハイクというとまず想像するのは、ツアー会社が主催するトレッキングツアー。
集団で歩く姿を見て、「グループハイクでは自分のペースで歩けないのではないか」というのをずっと気にしていた。

今回のメンバーはソロハイクも苦にしない成熟したハイカーが多かったので、とても心地が良かった。
行きたいときは行って、止まりたいときは止まる。でも要所では自然と集合する。

みんなで行く楽しさと自分のペースで歩ける心地よさが両立できるなんて、最高じゃないか!

さて、下りてきたら当然・・・

もう一回!
陽が出て暖かかったので、昨日のように寒くてなかなか出れないという事態にも陥らなかった。

最後の風呂を楽しんだら、テントを撤収し、下山。
下山のときって登りの目的地に向かうハイな雰囲気とも違って、ゆったりと深いはなしが出来る感じがする。

そんなこんなで楽しいグループハイクは終わりを告げた。
帰りの車も熟睡で運転手や皆に頭が上がらないけど、仕事を終えて無理にでも来て本当に良かった。

また皆で行きたいな。

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