2014/09/17

20140913-15 白馬三山 - Day 1

久しぶりに晴れ予報の週末。大混雑の白馬岳へ。

Day 1:栂池自然園 - 白馬乗鞍岳 - 白馬大池山荘


* * *

この3連休は白馬岳に行くと以前から決めていた。

自分の中で白馬岳は、北アルプスに行き始めの段階でまず通る山、というイメージだ。
深田久弥も日本百名山で「日本アルプスへの初見参が白馬岳であった人は少なくないだろう。」と述べている。

だから槍も穂高も行って、ましてや奥まった水晶や鷲羽にも行っているのに白馬に行ったことがない、
という状態に違和感をずっと持っていた。

誰でも行っていないのに「どうせいつか行く」枠や「いつでも行ける」枠の山は意外と残っていると思うが、
今年のシーズンで少しその枠を減らそうと考えたのだ。

行くからには三山縦走するのは決定事項として、コースをどうするか。
夜行が使えず初日のスタートがどうしても遅くなってしまうので悩んだ挙句に

 Day1:白馬大池泊
 Day2:白馬鑓温泉泊

のコースに決めた。
初日に楽して2日目に負担を寄せようという判断。稜線歩きの区間も増えるしね。

移動手段
 大宮(6:50) - 【あさま501号】 - (8:03) 長野 (8:20) - 【特急バス】 - (9:50) 栂池高原

長野からの高速バスは凄い行列だった。
ホームからダッシュして前方に並んでいたのですんなりバスに乗ることが出来たが、あと何台増便したのだろう。

途中五竜で下りたのはわずか2人、ほとんどの人は八方バスターミナルで下車した。
猿倉に向かうのか八方尾根に向かうのか。栂池高原では3組が下りた。

帰ってきてからヤマレコの記録なんかを眺めていたが、やっぱり白馬=大雪渓といった感じで
猿倉スタートの周回を取っている人が多数派のようだ。

栂池高原からはゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで自然園へ向け標高を稼ぐ。
八方のリフトもそうだが、季節の花の写真と名前をA4紙に印刷したものが100円で売られている。

2泊3日なので30L弱のMYOGバックパックに全ての荷物を詰めることが出来た。
実は今回の旅に合わせて一回り大きいバックパックも製作していたのだが、間に合わなかった。
正確に言うと、このバックに荷物が入りきったため製作を頑張らなかったのという方が近いのだが…。

自然園駅に到着したら、栂池山荘で軽食をとり11:20にスタート。
トレイルの入り口をちゃんと確認していなかったので、最初自然園に入ろうとしてしまった。
入り口はビジターセンターの脇にある。とわざわざここで書かなくても実際にはすぐ分かるようになっている。

天狗原はほのかに色づいていた。今年の色づきはどこも早めとのこと。

天狗原を超えると岩々しい道に雰囲気が変わっていく。

基本的には曇っているのだが、時折晴れ間が覗く。
3連休はずっと天気が良いとの予報だったが、全日午前中の早い時間しかすっきりと晴れなかった。

乗鞍岳に到着。あっという間に着いてしまったので拍子抜けした。

乗鞍岳を超えるとすぐに白馬大池が目に入る。確かに大きな池。

山荘までは池をぐるっと回り込むので、見た目より時間がかかる。
といっても乗鞍岳から30分くらいだが。

スタートから2時間30分程度で山荘に到着。
この日はひどく混雑しているので特別に池の畔に張ってもよいとのこと。
到着時はまだ適地が空いていたので池の畔には張らなかった。

ここの指定地はかなりフラットなので張りやすいが、地面がやや固くペグが刺さり辛い。
ペグを打つのに最適な石が全て周囲のテントのアンカーとして確保されていたので難儀していたら
見かねた近くのイケメンがハンマーを貸してくれた。

シェルターはいつものクフを選んだ。
最近は定番となった感があるが、この日は珍しがられて結構話しかけられた。
山で会った人と話す感じだと、クフを持っていても北アルプスではドームテントにする、という人が多いみたい。
この日もざっと100張は超えていたと思うが、トンガリテントは自分ともう1組(シャングリラ5)だけだった。

寝具はモンベルの#3とKlymitのOZONEの組み合わせ。
これに上半身ダウン+下半身フーディニパンツで寝たのだが寒さで頻繁に目を覚ました。

以前の経験から北アルプスで同時期に同等の装備で問題を感じなかったので選んだのだが、
帰って調べると同じ北アルプスでも北部と南部で気温差がかなりあることを学んだ。

この記事を書いている時点の気温で比べると、同じ標高でも何と5℃も違う!
まあ冷静になれば麓で比べても白馬村と松本市では気温違うもんな…。
北部に行くときは特に気をつけよう。

この日の夜は星が綺麗だった。天の川も確認できる。
流れ星に明日の晴れを願った。

0 件のコメント:

コメントを投稿