2014/09/30

20140913-15 白馬三山 - Day 2 (2of2)






Day2 続き


Day 1 (→ )
Day 2-1 (→ )

せっかくガスが晴れたので頂上で長居をしたいところだが、先は長いし空腹も限界なので小屋を目指す。
小屋では残念ながらランチメニューの時間にはまだ早かったのでケーキセットとおでん、ソーセージ盛りを食べた。
一体いくら使ってるんだろうか…。

小屋でビールを飲んで縦走を続ける人もいた。酒が弱い自分にはとうてい信じられない。

ゆっくり休憩している間に曇り空になってしまった。杓子岳に向けて縦走を続ける。

杓子岳へ向かう道中、2ヶ月前の同じ日に蝶ヶ岳に行っていた方に会い偶然に驚く。
前日は白馬鑓温泉だったとのことで混み具合を聞いてみると、「午前中に到着してギリギリテントを張れた」と。
この時すでに正午くらいだったので嫌な予感がする…。

杓子岳は巻き道が付けられているので迷ったが登頂した。
ガスに覆わていて眺望が期待できないこともあり、半分くらいの人が巻いていたように思う。
頂上宿舎発ならともかく、白馬大池発だと疲れが出てくるころだ。

登ってしまえば大した登りではない、と思う。





14:00、白馬鑓ヶ岳に到着。
行動食不足を補うために小屋で買っておいた「たけのこの里」を食べる。
街での暮らしではお菓子を食べることがほとんど無いので久しぶりだ。

そういえば、道中に貰ったファミリーマートコレクションの「いちご」が美味しかった。

三山に登頂したので、もう旅が終わったような気分になりかける。
事前の情報では白馬鑓温泉へ下る道が中々嫌らしいとのことだったので、気を引き締め直す。

白馬鑓からの下りは砂礫の道で、夏に行った薬師岳を思い出した。

天狗山荘との分岐を折れて谷間を下っていく。ひたすら下る。
で、飽きたころに鎖場がやってくる。

鎖場は一見大したこと無くて鎖なんて持たなくても楽勝で下れそうなのだが、
とにかく岩が滑る。ツルツルでしかも濡れている。

靴はlone peakだったので登山靴なら少しはマシかもしれない。
でもトレラン靴の中では抜群にグリップするraptorを履いた同行者も「滑る」と言っていたので滑るのだろう。
事故も発生しているらしいので注意するに越したことは無い。見た目がヤバくなさそうなだけ余計に。

16:00、白馬鑓温泉に到着。
既にテントを張る場所は無いように見えた。ちょっとした傾斜を嫌ったわけではない。
本当に無いのだ。

かろうじて周囲にトリカブトが咲き乱れるガッツリ傾斜した面が空いていたので仮設営してみる。

横になってみると滑り台に寝ているかのような傾斜。寝れる気がしない。
トリカブトの毒も少し気になる。ペグ抜いたら根が付いてきたらどうしよう…とか。

テントは諦めた。
残る選択肢はナイトハイクも辞さない覚悟で猿倉に下山するか、それとも小屋に泊まるか。
個人的には頑張って下山したいと考えたが、同行者と相談した上で小屋に泊まることにした。
妥当な選択だろう。

テントが張れなかったショックと、あまりの人の多さに温泉に浸かる気が全く起こらなかった。
足湯は全く人が動かないし。

明日は猿倉発の一番バスに乗ってとっとと下山しよう。

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