2014/12/21

201412113 由布岳

再・出張ついでの山旅。
由布岳正面登山口 - 合野越 - マタエ - 東峰 - マタエ- 西峰 (ピストン)

 * * *

またまた、出張に絡めて九州の山に行ってきた。
本当は福岡の平尾台あたりにのんびり行こうと思っていたのだが、天気の関係で急遽行き先を変更した。

シーズン中はすぐに満車になるという由布岳正面登山口の駐車場はガラガラだった。
途中トラブルがあり到着が10:30になってしまったので空きがあるか心配していたが、杞憂だった。

阿蘇くじゅう国立公園は今年で国立公園の指定80周年とのこと。記念の手ぬぐいを登山者に配っていた。
寒い中、ずっと登山者を待っている係の人は大変だろうな…。ありがたく下山後の温泉で使わせてもらった。

登山口からすぐにこの景色である。まずはこの広くて平らな草原を歩いて行く。
ハイキングのオープニングとしては申し分ないシチュエーションだ。

草原を抜けると樹林帯に入る。葉が落ちているからかもしれないが、明るい林。

ほどなくして合野越に到着。
地形図を見ると合野越から先は等高線が綺麗に秩序だって並んでおり、紙上でもその端正な姿を窺い知ることが出来る。

合野越からいよいよ登りに入るわけだが、道はつづら折りに緩やかな傾斜で付けられており、気持ちよく歩ける。
途中、何頭もの鹿と遭遇。

ある程度進むと、眼下の視界が開ける。
そこに広がるのはもちろん、湯布院の街だ。

「ゆふいん」を変換しようとすると、湯布院と由布院、2つの候補が出てくる。

詳しいことはWikipediaを見てもらうとして
「由布市の旧湯布院町にある由布院温泉へのアクセスは、車なら湯布院IC、電車なら由布院駅。」
というのが正しい使い方のようだ。

全く関係ないが、千葉県にある実家の近くに薬園台駅という駅がある。
ここは薬円台という地名に薬園台駅があり、薬円台小学校の隣に薬園台高校がある。

書いていたら由来というか混在の経緯が気になってブログそっちのけで調べてしまった…。

話を戻そう。



青と白のコントラストが美しい。
ただ中腹は天気が良いのだが、上の方がガスに覆われているのが見えているので気持ちが上がらない。

そして、こうなる。
一気に見た目が寒々しい感じに。見た目だけじゃなく実際に寒くなったわけだが。
所々凍結している場所もあるが、行き帰り通してアイゼン無しで問題なかった。

航空会社のHPを見るとアイゼンって飛行機の手荷物で持ち込めないんだよね(預け入れは可)。
※参考までにGRIVELのSPIDERは、手荷物として持ち込むことが出来た。



西峰と東峰の鞍部、マタエに到着。
周りの人に話を聞くと、「東峰は簡単に行けるけど、西峰は鎖場があって難易度が高いよ」とのこと。
「難易度が高い」がどのくらいを指すのかがわからないので一旦判断を保留して、東峰に行くことに。







10分ほどで東峰に到着。わかってはいたけど何も見えない…。

一旦マタエに戻る。
お鉢巡りも出来るのだが、巡ってもしょうがない天気なので遠慮しておいた。

マタエから見る西峰方面。初っ端から鎖だ。
ちょうど西峰から降りてきた人がいたので様子を聞くと、アイゼンなしでOK派とNG派で真っ二つ。
OK派の人もアイゼンを履いていたのが少し気になったが「無理をしない」を前提にとりあえず進む。

鎖場を3つ4つ越えていく。
鎖場といっても鎖が無くても良いところが多い中、それなりに鎖の助けを借りるような岩場だった。

単純な昇降はいいのだが、トラバースは少し嫌らしい。
足場は小さいながらしっかりとしているのだが、雪で滑りそうなのがやっかいだった。

西峰に到着。マタエから15分くらい。

時折ガスの合間から眼下を見下ろすことが出来た。
聞いた話によると、晴れているときは東峰より西峰の方が景観が良いとのことだ。

再び嫌な鎖場を戻る。トラバースでも少し傾斜がついているので、下りの方が緊張する。

マタエからは温泉のことだけを考えて高速で下山。

下山途中の合野越。これ、5枚目の写真と同じ場所だ。わずか3時間弱でこの変わりよう。
雪が無視できないくらい強く降ってきたので先を急ぐ。

下山したら車にはこんもり雪が乗っていた。
雪かきをしてから温泉へ。

温泉は柚富の郷彩岳館へ。立ち寄り湯の料金は620円といい感じ。
露天からは由布岳が正面に見える。この日は天気が天気だったのでよく見えなかったけど…。

福岡に帰ってからは飛行機まで少し時間の余裕があったので、前々から行きたかったGRiPSへ。
圧巻の品揃え。少し立ち話などして九州の山のリサーチ。

前回の出張ついでに行った九重連山といい、またしても大分の素晴らしい山を堪能できた。
由布にも、九重にも、そしてすぐ近くの阿蘇の外輪山にもまだまだたくさん山がある。

出張ついでとはいえ結構お金がかかるので毎回は無理かもしれないが、また九州の山を歩きに来たい。

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