「今年は雲ノ平に行きたい」と思っていた。
初めて雷鳥沢に行ったとき。涸沢に行ったとき。
あの瞬間の感動をまた味わいたい、そう期待していた。
* * *
秋の3連休に挟まれた紅葉前の時期。この時のために夏休みをとっておいた。
この時期の平日は人が少なく、台風さえ来なければ天候も安定している。
表銀座も捨てがたい。土曜朝、テレビ朝日の「大人の山歩き」でちょうど燕岳に登っていたのを目にした。
「どこまでも歩いていけそうな稜線歩きもまた魅力的だな」迷いが生じた。
結局直前まで悩んだが、出した結論は「雲ノ平に行って稜線も歩いてしまえ」。
折立から雲ノ平に入り、裏銀座と合流して槍ヶ岳に登るルートに決定した。
行程
DAY 1: 折立-太郎平小屋-薬師峠(泊)
DAY 2: 薬師峠-薬師沢-雲ノ平(泊)
DAY 3: 雲ノ平-水晶岳--鷲羽岳-三俣山荘-双六小屋(泊)
DAY 4: 双六小屋-(西鎌尾根)-槍ヶ岳山荘(泊)
DAY 5: 槍ヶ岳山荘-(槍沢ルート)-横尾-上高地
装備については選択肢が多いわけではないが、以下の通り決定した。
[パックス]
山と道 / U.L.FramePack ONE
山と道 / サコッシュ
[トップス]
IBEX / U-SIXTY
ARC'TERYX / SQUAMISH HOODY
[ボトムス]
山と道 / 5-POCKETS SHORTS
[頭・首]
GOLITE/ RACE VISOR
かまわぬ / 手拭い
[足]
LA SPORTIVA / RAPTOR
[防寒着]
ユニクロ / ウルトラライトダウン
IBEX / WOOLIES 150 BOTTOM
THE NORTH FACE / LIGHT HEAT PANTS
[生活品]
SIX MOON DESIGNS / LUNAR SOLO
MONT-BELL / UL.S.Sダウンハガー#3
MONT-BELL / ブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバー
山と道 / UL Pad15s+
[レイン]
GOLITE / CHROME DOME
MONTANE / SPEKTR SMOCK
MONTANE / MINIMUS PANTS
その他として食事は昼は山小屋、夜はすべてフリーズドライで準備。
他にポカリの粉を5L分と、行動食(クリーム玄米ブラン5袋+一本満足バー5本)を持った。
水筒はHALF TRACK PRODUCTSのラッコボトル(500ml)×2とNALGENE FOLDING CANTENE 1L。
※行動時はNALGENEに半分の500mlを詰め、1.5Lを担ぐようにした。
ところが、京都嵐山の桂川を氾濫させた台風18号とバッティング
「台風さえ来なければ」が来てしまった…。
でも時間はたくさんある。計画を1日後ろ倒しして富山に向かうこ
富山までは上越新幹線+特急はくたかで約3時間の予定だったが、
自然と旅情溢れる鈍行の旅と相成った。
15:30に大宮を出発し、富山着は22:00。
頭の中ではそれぞれ近くにあるはずの北陸の各都市が遠いこと遠い こと。
出鼻をくじかれながらも何とか富山にたどり着いたことに安堵し、 ホテルに向かう。
翌日は富山地鉄で有峰口まで行くので、駅の上の富山地鉄ホテルに宿をとった。
15:30に大宮を出発し、富山着は22:00。
頭の中ではそれぞれ近くにあるはずの北陸の各都市が遠いこと遠い
出鼻をくじかれながらも何とか富山にたどり着いたことに安堵し、
翌日は富山地鉄で有峰口まで行くので、駅の上の富山地鉄ホテルに宿をとった。
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