20130929 篭ノ塔山

 高峰温泉 - 水ノ塔山 - 東篭ノ塔山 - 西篭ノ塔山 (ピストン)

* * *

佐久地方の山は大宮近くに住む者にとって、身近に感じる。
新幹線を使い短時間でアクセスでき、移動時間で見れば奥多摩より近い時もあるからだ。
お金さえ惜しまなければ、だけれども。

篭ノ塔山は浅間連峰に属する双耳峰で、車道で標高を稼げるため手軽に登れる。
展望が良く高山植物も豊富とのことなので、興味はあった。

しかし、すぐ脇に浅間山の展望台・黒斑山とレンゲツツジの名所・湯の丸山があり、
そう遠くない場所に日本百名山の四阿山や草津白根山がそびえる。
自然と興味はそちらに向くので、なかなか順番が回ってこない、そんな山だった。

今回、「北アルプスを見渡したい」という要望にヒットし、やっと日の目を見る事になった。

篭ノ塔山に登るルートは2つある。
池の平から登る最短ルートと、高峰温泉から登るルート。

車道から見た感じでは、水ノ塔山から尾根伝いに歩ける高峰温泉ルートが良さそうに思えた。
行き当たりばったりだけど、まずは高峰温泉に車を止めた。

高峰温泉のすぐ脇が登山口。温泉道具などを車に置いて、10:11にスタート。
この時間に下ってくる人が何組かいた。近くの山も併せて登るのだろう。

樹林帯はすぐに抜ける。少し歩きにくいザレた登りだ。

左側のピークが東篭ノ塔山。
山腹を割っている道から頂上まですぐに登れそうなのが見て取れる。
こちらからは、右のピークから伸びている尾根を歩いていく。

八ヶ岳と中央アルプス。八ヶ岳は見慣れている中央道からの山容と様子が違い、新鮮だ。

登り始めてから約1時間、水ノ塔山に到着。なんて楽なんだ!!

既に北アルプスが見えている。
ここからだと槍ヶ岳は丁度隠れて見えないが、登っている途中ははっきりと見えていた。

水ノ塔山からは一旦下り、登り返す。
水ノ塔山側は大きい岩がゴロゴロしているが、篭ノ塔山側は歩きやすい道だった。

12:00、東篭ノ塔山に到着。

山頂は石だらけだが、広い。そして、展望が素晴らしい！

北アルプス北端の白馬から剣・立山・槍・穂高そして南端の乗鞍まで見える。
他にも中央・南アルプス、八ヶ岳、、富士、浅間、草津白根、四阿、高妻、妙高と名山だらけ。

うーん、来てよかった。

昼は後回しにして、西峰を目指す。

20分で西峰に到着。展望は東の方が良かった。
昼食は展望の良い方で食べたかったので、すぐ東へ戻る。。。

また20分かけて東峰に帰還。
この時は「なぜ山頂標を北アルプスに向けないんだろう」と思っていたけど、
天気が抜群じゃないと見えないから浅間に向けといた方が成功率高いのかな。

北アルプスを眺めながらのんびりとした時間を過ごす。
気づいたら1時間半も休憩していた。14:30下山開始。

ピストンなので来た道を戻る。また下って登る…。

水ノ塔山からの下り。すべって歩きにくいが、相変わらず景色が良い。
気分は完全に風呂モード。
9月末といえどまだ日差しが強く暑いので、早く汗を流したい。

15:40、高峰温泉に下山。
日帰り温泉は16:00までとの表示があったので高峰高原ホテルに移動。
※受付が、かもしれない

高峰高原ホテルの温泉は2回目(/800)。湯加減が丁度いいので、気に入っている。
特に案内はないが、2度ともハンドタオルが貰えた。バスタオルのレンタルあり。

風呂から上がりこの写真を撮ったのが17:30なのに、19:30には大宮に着いた。
やっぱ佐久地方の山は、身近だ。